******************************************************************************* * * * ATAPIデバイス用ASPIドライバ(ATAPIMGR.SYS) * *                使用説明書 * * 作成日:1996. 6.25 * * 修正日:1996. 6.30 * * 修正日:1996. 7.30 * * 修正日:1996. 9.17 * * 修正日:1996.11. 8 * * 修正日:1997. 1.25 * * 修正日:1997. 1.25 * * 修正日:1997. 2.20 * * 修正日:1997. 4.26 * * 作成者:D.D.P 山 下 * * * ******************************************************************************* 変更履歴: ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Otameshi-3 VersionからOtameshi-4 Versionでの変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・割り込み処理を使えるようにしました。これまでは不都合があり割り込み処理が使え ; ませんでした。 ;・ASPI Host Adapter Inquiry関係の処理に問題があり修正しました。(他のASPI ; マネージャとの併用でリクエストがうまく受け付けられないという問題です) ;・ASPICD.SYSで動作するように対応しました。 ;・ATAPI Rev1.2のみ対応のドライブ(GoldStarCDR-540,Panasonic CR-572))でCD-i ; Movie/VideoCDが読めなかったのを修正しました。 ; ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Otameshi-4 VersionからOtameshi-5 Versionでの変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・割り込み処理の割り込みベクタフックの処理にミスが有り修正しました。 ;・割り込み処理中のフラグ処理にミスがあり修正しました。この修正によりPrimary ; Master==HDD,Slave==CD-ROMで割り込み指定で動作するようになりました。 ; ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Otameshi-5 VersionからOtameshi-6 Versionでの変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・ASBENCH.EXEで、ATAPIMGR.SYS以外のASPIマネージャを以前に組み込んでいると不都 ; 合がありました。その結果実行が出来ませんでした。これを修正しました。 ;・連続データ入力(ワード単位)処理においてレジスタの値を破壊しているところが有 ; りました。この部分を修正しました。 ; ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Otameshi-6 VersionからOtameshi-7 Versionでの変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・割り込みマスクの処理は、GetSystemCounter(SystemTimer直接Read)を呼び出す前 ; の状態の戻す必要がある。なぜなら、割り込み禁止状態で呼び出されるかもしれない ; からである。このプログラムが呼び出された時、CLI命令を行い、リターンする時、 ; STI命令を行っていたため、WaitBUSYDRDYDRQ処理中に不当な割り込みが発生していた ; 不都合を対応。 ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Otameshi-7 VersionからOtameshi-8 Versionでの変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・Send Key,Report Keyのコマンド対応(コピープロテクトのため) ;・ByteCountレジスタに奇数バイトを返してくるATAPIドライブに対応。 ;・ATAPIコマンド実行前のデータバッファ確保処理(64kB以上のバッファ確保の時)に不 ; 都合あり修正。 ;・Read DVD Structureコマンド対応(コピープロテクトのため) ;・Bus Master DMA転送対応 ;・SRBに64KBを越えるデータ転送長がセットされた時、エラーにする処理を追加。 ;・ASPIマネージャが複数ある設定で、ATAPIMGR.SYSが最後に組み込まれた時に、ASPI ; マネージャリンクの終端処理に問題があり修正した。 ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Otameshi-8 VersionからVersion 0.90での変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・MyFujiの10月規格に合わせた変更 ;・初期画面の表示を正式版に変更 ;・ステータス確認後のDSCビットの確認タイムアウト時間の設定を12秒に変更(SpinDown ; 中のSEEKコマンドに対してエラーを返していたため) ;・ATAPI Revision3.x(MtFuji規格)の時は、Read(10)コマンド発行でRead(12)に差し替 ; える処理を追加した。(2048byte/sectorの処理の時のみ) ;・DeviceType=5のデバイスが接続されている時のデバイスドライバの組込み時の表示を ; 変更した。(CD-ROMからDVD/CD-ROMの表示に変更) ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Version 0.90からVersion 1.00,1.01での変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・初期画面の表示を正式版に変更(正式バージョン表示) ;・IDEポートに接続されたドライブのCycleTime(ns単位)を表示するオプション ; (/C:x)を追加。 ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Version 1.01からVersion 1.02での変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・PCのシステムカウンタ計測ルーチンにおける処理の不都合を修正。(カウンタ数 ; 計測処理が高速で回っているためにシステムカウンタのアップが取得できなくてかつ ; カウンタ数が以前と同じ値だった時の処理に不都合があったため、割り込み処理時の ; カウントアップ時間が正確でなかった。) ;・LS-120の物理FormatCommand(04h,24h)の追加とこれらのコマンドの時のみタイムアウ ; ト時間を59分に設定 ;・CycleTimeを表示するオプションの追加でほかのオプションが使用できなくなってい ; た。オプション文字数の設定の仕方に不都合があった。 ; ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Version 1.02からVersion 1.03での変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・エラーが発生した時に、ASPI,HostAdapter,Targetのステータスを表示するオプショ ; ン(/ERD)を追加。(ファンクションコールを使っています。ご注意ください) ;・ATAPIコマンド発行時のタイムアウト時間を設定するオプション(/T:x)を追加 ;・常駐/非常駐部分の決定処理を厳密にして、常駐部分を少しでも減らすよう対応。 ; (例えば、/ERD,/DMAオプションなどを使用しない時は非常駐領域へ) ;・ATA Identifyコマンド発行後のEB14hチェックのタイムアウト時間を5秒に修正。 ; LS-120(COSMOS)が、MediaReferenceTrackを探している時に上記のコマンドが来た時 ; には応答できないため ;・LS-120用物理FORMATコマンドに対応したタイムアウトルーチンで/T:0オプションの時 ; もタイムアウト時間が設定されていて、無限になっていなかった不都合を修正。 ;・ATA/ATAPIデバイスを見つけるための処理で、ATA Identify(ECh)発行後、BUSY/DRQ ; ==OFFを確認していたが、これでは、ATAデバイスの時に時間がかかってしまい、起動 ; が遅くなるという不都合があった。そこで、BUSY=OFFの条件に変えた。 ; ;****************************************************************************** ;★★★★★★★Version 1.03からVersion 1.04での変更★★★★★★★★ ;****************************************************************************** ;・CD-ROMのDriveRAM Readコマンド対応のため、SCSI Request Flag処理を以下のように ; 改良。SRBブロックのSCSI RequestFlag==0の時のみATAPIMGR.SYS内のデータ転送方向 ; テーブルデータを参照する。 ;・ThinkPadのUltraBayの仕様に合わせるため、ドライブが接続されていなくでも組み込 ; まれるように処理を変更(SMAPI BIOSを呼び出してUltraBayの情報を取得する)。 ;・PCPCの仕様に合わせるため、CR-,SR-などのドライブ名をLK-品版に変更表示出力する。 ;・/ERDオプションのワーク領域を非常駐領域に持っていった時にRequestSenseで使用す ; ることを考慮していなかったため、他の領域を破壊していた(SenseKey,AddSense, ; SenseQlf)バグを修正。 ;・PCからドライブへのデータ転送処理において最後の1ワードを出力でなく入力処理 ; にしていた不都合(outswでなくinswを使用していた)を修正。 ; 1.はじめに  ATAPIデバイスをSCSI用ASPIドライバで駆動させるためのドライ バです。具体的には、ASPIのリクエストを解釈して、ATAPIのパケット に置き換えます。  ASPIとは、Advanced SCSI Programming Interfaceの略です。米国の SCSI関係で有名なメーカー Adaptec社が、自社製のPC/AT用SCSI インターフェースカードをハンドリングする際の共通仕様として設けたものです が、他にちゃんと仕様を決めて公開しているメーカーがないせいもあって事実上 PC/ATの世界ではこれが標準仕様となっています。 Adaptec以外のメーカーのSCSIカードでもASPI互換ソフトを付けている ものが結構あります。  ATAPIとは、米国WesternDigital社がEnhancedIDEの規格の中でCD-ROMなど の周辺機器を従来のIDEポートに接続するための規格で、これにより、より安 価に周辺機器がPCに接続できるようになります。  ATAPIデバイスマネージャは、 ・ATAPIデバイスを意識せずにSCSIデバイスのようにアクセスできれば  すべてSCSI TargetIDで管理できるのではないか? ・SCSI用ASPIインタフェース準拠のソフトウェア資源をそのまま使って  ATAPIデバイスを駆動させることができれば、「ATAPI用に新たに  ドライバを開発する必要がないのではないか?」 というコンセプトの元に開発しました。  従って、使用方法は、今までのASPIマネージャの代わりに置き換えること で、ATAPIデバイスが使用できるようになります。具体的には、SCSI用 CD−ROMデバイスドライバでATAPIのCD−ROMデバイスを制御でき ます。これにより現在では値段の安くて、8xドライブなどの様に最新の ATAPIのCD−ROMをSCSIのデバイスドライバで使用できます。 以下を参照してください。 2.使い方 (現在、既に、SCSIデバイスを使っている場合) (1)AHA−154xを使ってCD−ROMを接続している場合   CONFIG.SYSは、以下の様になっていると思います。ここでATAPIデバイスを   追加したい場合は..."--->"の行を追加してください   (CD-ROMデバイスドライバはEZ-SCSIを使用している時) DEVICE=C:\\ASPI4DOS.SYS /D --- SCSIデバイスを制御 ---> DEVICE=C:\\ATAPIMGR.SYS --- ATAPIデバイスを制御 DEVICE=C:\\ASPICD.SYS /D:MSCD000 --- SCSI/ATAPI 両方制御   この"--->"の行を追加することによりATAPIデバイスをあたかもSCSIデバイス  の様に見せかけることができます。これにより従来のSCSIデバイスは、  ASPI4DOS.SYSを使ってコントロールし、ATAPIデバイスは、ATAPIMGR.SYSを使っ  てコントロールします。この場合、AHA-154xを制御するASPI4DOS.SYSが、ホスト  アダプタ番号0番で、ATAPIデバイスを制御するATAPIMGR.SYSがホストアダプタ  1番として動作します。組み込まれた順番でホストアダプタ番号が決定します。   また、この場合それぞれにCD-ROMデバイスが接続されている場合、ASPICD.SYS  だけで両方をコントロールできるため全体的な常駐量を減らせるというメリット  もあります。 (2)AHA−152xを使ってCD−ROMを接続している場合   (CD-ROMデバイスドライバはCorelSCSIを使用している時) ---> DEVICE=C:\\ATAPIMGR.SYS --- ATAPIデバイスを制御 DEVICE=C:\\ASPI2DOS.SYS /Z --- SCSIデバイスを制御 DEVICE=C:\\CUNI_ASP.SYS /D:MSCD000 --- SCSI/ATAPI 両方制御  てコントロールします。この場合、AHA-154xを制御するASPI4DOS.SYSが、ホスト  アダプタ番号0番で、ATAPIデバイスを制御するATAPIMGR.SYSがホストアダプタ  1番として動作します。 (ATAPIデバイスだけ使用する場合) (1)SCSI用デバイスドライバを持っている場合   CONFIG.SYSに以下の様に記述してください。以下の場合、CD−ROM用デバ  イスドライバは、SCSIの物ですが、ATAPIMGR.SYSを通すとあたかもSCSI  機器が接続されているように見えるため、SCSI用デバイスドライバは  ATAPIデバイスをSCSI周辺機器として認識します。 DEVICE=C:\\ATAPIMGR.SYS --- ATAPIデバイスを制御 DEVICE=C:\\ASPICD.SYS /D:MSCD000 (2)SCSI用デバイスドライバを持っていない場合   パソコン通信などで、SCSI機器用汎用デバイスドライバを入手してくだ  さい。そのドライバを以下のように組み込みます。 DEVICE=C:\\ATAPIMGR.SYS --- ATAPIデバイスを制御 DEVICE=C:\\<SCSI汎用デバイスドライバ> /D:MSCD000 3.その他、ATAPI接続のCD−ROM、PD、MO、FPDなど   もちろん,ATAPIMGR.SYSだけでは,HDD,MO,CD−ROMなどは動作  しません.このあとに,それぞれのASPI準拠のドライバを組み込んで下さい。   ATAPIテープデバイスなるものがあるそうですが、私は確認していません。  何か情報、デバイスを持っておられたら教えてください。 4.使う上での注意   このATAPIデバイスマネージャは、ATAPIのデバイスを以下の様に  SCSIのIDに割り付けています。SCSI TargetIDの指定は以下  の番号に準拠してお使いください。なおATAPIの場合ホストアダプタが存  在しませんから、ホストアダプタにはIDが割り付けられません。デバイスは  最大8台まで使用できます。(なお、以下のI/Oポートは、Default値です。  オプション設定によって変更できます。) ID 0: Primary Master(I/O Port 1F0 - 1F7 hex) ID 1: Primary Slave (I/O Port 1F0 - 1F7 hex) ID 2: Secondary Master(I/O Port 170 - 177 hex) ID 3: Secondary Slave (I/O Port 170 - 177 hex) ID 4: Tertiary Master(I/O Port 1E8 - 1EE hex) ID 5: Tertiary Slave (I/O Port 1E8 - 1EE hex) ID 6: Quaternary Master(I/O Port 168 - 16E hex) ID 7: Quaternary Slave (I/O Port 168 - 16E hex)   このATAPIデバイスマネージャがサポートするASPIファンクションは 以下の通りです。 <Function0:Host Adapter Inquiry>  実装されているSCSIアダプターの数、ASPIマネージャーのIDコード等を 返します。なお、SRB offset 09hに返ってくるhost adapter SCSI-IDと、SRB Offset 02hで指定するHost adapter IDとは意味が違いますから注意して下さい。SRB offset 02hのhost adapter IDは1枚目のアダプターは00h、2枚目のアダプターは01hを設定 します。また、request flagsは現在の所使われていないので、00hに設定しておきま す。このATAPIデバイスマネージャを検索するためには以下のデータを元に探し てください。 'ATAPIMGR Vxx.xx ' ;SCSI manager ID 'MATSHITA ATAPI ' ;Host adapter ID 'Made by MKE DDP ' ;Host adapter unique params. <Function1:Get Device Type>  接続されているSCSI装置のデバイスタイプを返します。Inquiryコマンドの最初の バイトの下位5ビットを返しています。接続されていないIDを選んだ場合、 SRB Offset 01h のステータスフィールドに82h(no device attached)が返ります。 また、デバイスは、Unknown==1Fhexを返しています。 <Function2:execute SCSI I/O>  ATAPIデバイスに対しSRBで指定されたリクエストを発行します。指定する IDは4.の始めに説明した通りのIDでコマンド発行します。SRB offset 40hから がデバイスに送るCDBで、その後ろに14Bytesのsense data格納エリアがあります。 コマンド発行後のStatus ByteはOffset 19hにそのまま格納され、もしCheck condition(02h)の場合はRequest senseはASPI Managerが自分で発行します。これを 無効にしたい時は、以下の5.のオプション説明を参照してください。 <Function3:Abort SRB>  コマンドキューイングした後、アボードする為のコマンドです。 <Function4:ATAPI Device Reset>  ATAPI機器単位でデバイスリセットを行います。現在は、ATAPI Soft Reset (08h)コマンドを発行しています。 <Function5:Set Host adapter parameters>  サポートしていません。 <Function6:Get disk drive information>  そのSCSIデバイスが、SCSIアダプターのROM-BIOSを通してDOSに使われているかどうか (つまりIDE-HDDとして認識されているかどうか)を返すコマンドです。ROM-BIOS経由で 使われている場合は、SRB offset 0ahが01hになり、offset 0bhにそのドライブ番号が入 ります。 5.ATAPIMGR.SYSオプション説明 ・/P:xxx,yy xxx = I/O Port Address(設定可能値:1F0,170,1E8,168) yy = 割り込み番号 (設定可能値:10,11,12,13,14,15) デフォルトは、割り込みを使用しません。割り込みを使用 するとシステムBIOSの影響を受ける場合がありますから、 このオプションは、御薦め出来ません。デフォルト状態で 動作しない場合に指定してください。 ・/W:xx xx = 0 - 99(データ転送ウエイト時間) I/OポートにIOCHRDYサポートしていないPCでの時間調整 に使用してください。目安としては以下の値を参照してく ださい。 CPU Clock X=240MHzの時 ;30WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X=200MHzの時 ;24WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X=166MHzの時 ;19WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X=133MHzの時 ;14WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X=100MHzの時 ;9 WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X= 90MHzの時 ;8 WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X= 75MHzの時 ;6 WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X= 66MHzの時 ;4 WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X= 60MHzの時 ;3 WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X= 50MHzの時 ;2 WAIT以上で600ns以上 CPU Clock X= 40MHzの時 ;WAIT必要なしで600ns以上 CPU Clock X= 33MHzの時 ;WAIT必要なしで600ns以上 CPU Clock X= 25MHzの時 ;WAIT必要なしで600ns以上 CPU Clock X= 16MHzの時 ;WAIT必要なしで600ns以上 CPU Clock X= 8MHzの時 ;WAIT必要なしで600ns以上 ・/NDR このオプションをつけると組込み時にDeviceResetを 行いません。 ・/NRS このオプションをつけるとAutoRequestSense発行を行いま せん。従ってデバイスドライバなどで独自に発行してくだ さい。 ・/DMA BusMasterDMA転送を行うモードに設定 (但し、PCI−IDEコントローラ側の対応が必要) ・/C:x IDEポートに接続されているATAPIデバイスの CycleTime(ns)を測定して表示する。 xは、IDEのポート番号(対応は以下の通り) x==0の時 :PrimaryMasterDevice x==1の時 :PrimarySlaveDevice x==2の時 :SecondaryMasterDevice x==3の時 :SecondarySlaveDevice ・/LUN PDドライブなどのLUN番号が必要な周辺機器を使用する 場合のLUN指定に対応するオプションです。 このオプションを指定することによりATAPIデバイスでも LUN指定のリクエストが受け付けられます。 ・/ERD エラーが発生した時に、エラーコード又はSENSEコード を表示するモードに設定する H_N :Host Adapter number ID :Targer ID number LUN :Logical Unit number ASPI :ASPI status HA :Host Adapter status TA :Target Status (ex. CHECKCONDITION=2) SR :ATAPI Status Register(ex. Secondary=0x177) SenK :Request Sense Sense Key code AddS :Request Sense Additional Sense code SenQ :Request Sense Sense Quarifier ・/T:x コマンド発行後のデータ転送までのタイムアウト時間を規定 します。タイムアウト時間は以下のとおり設定されます。 x=0:タイムアウト時間無限 x=1−255秒 6.動作確認環境 マシン本体 :PackardBell Pentium100MHz :Main Memory 8MB OS :PC DOS7.0 ATAPIインターフェース:PIO転送 Mode2 ATAPI周辺機器 :XMー5302 (Toshiba製、4x) :FXー600S (Mitsumi製、6x) :GDCー540B (LG電子製、4x) :CDU−76E (SONY製、4x) :CD−56E (Teac製、6x) :CDR−7930 (HITACHI製、8x) 7.何が出来るか?  ASPI上で動いているPC/AT用のSCSIソフトやドライバが、ATAPI デバイスに対して使用できる可能性があります。(トラック当たりのセクタ数や デバイス独自の機能によるものなどを使っている場合は動作しません。注意してく ださい。) *ASPICD.SYS: Adaptec社製のCD-ROMデバイスドライバ 注意:このデバイスドライバを使用する時は、/type: のオプションでベンダ名    を指定してください。詳細は、EZ-SCSIを参照してください。 *ASPIDISK.SYS: Adaptec社製の汎用ディスクドライバ *AFDISK.EXE:  ASPIDisk.sysに添付されている,ハードディスク・MOディス クフォーマッターです.(ASW−1410) *SYTOS-Plus:  Adaptecが販売している,QIC,DAT,exabyte用のDOS上での  テープバックアップユーティリティです.(ASW−210) *DRD80ASP.SYS:  パイオニアの6連装CD−ROM,DRM−604Xに添付されている ASPI版のデバイスドライバです. *ShowSCSI.EXE  Windows上で,バスに接続されている機器を表示するユーティリティ です.フリーウェアです. *ASPITar.exe/GNUTar.exe:  どちらもUnixのGNU−Tar(テープアーカイバ)のDOSへの移植 版です.GNUウェアです. *SCSIDISK.SYS:  ASPI上でのハードディスク・MOディスクドライバーです.フリーウェ アです. *SFDISK.EXE:  ASPI上でのハードディスク・MOディスクフォーマッターです.フリー ウェアです. *ASBENCH.EXE:  ASPI上でのハードディスク・MOディスク・CD−ROM用ベンチマー クテストです.フリーウェアです. *CUNI_ASP.SYS: Corel社製のCD-ROM汎用ドライバ 注意:このデバイスドライバは、付属のインストーラを使ってインストール    しないと正しく動作しません。それは、CRLSCSI.INIというファイルに    ドライバなどの設定値が記憶されているためです。 *UNI_ASP.SYS: Corel社製のMO,PDなど用汎用ドライバ 注意:このデバイスドライバは、付属のインストーラを使ってインストール    しないと正しく動作しません。それは、CRLSCSI.INIというファイルに    ドライバなどの設定値が記憶されているためです。 *MSDRVR.SYS: マイクロスタッフ製、汎用ディスクドライバ -W5オプションをつけて組み込んでください。 *MCDSC2.SYS: マイクロスタッフ製、汎用CD−ROMドライバ 注意:このデバイスドライバで、使用する時は、ホストアダプタが複数ある時    に注意しなければなりません。ATAPIMGR.SYS以外に、ASPI4DOS.SYS等を    組み込んでいる時は、/Ax(xは、ホストアダプタ番号)オプションでホス    トアダプタ番号を指定してください。詳細は、SCSI郎マニュアルを    参照してください. 8.注意   このATAPIデバイスマネージャは、ATAPIデバイスのためのものであり  ATAデバイスのサポートはしていません。従って、IDEのHDDはこのドライバ  ではコントロールできませんので注意してください。HDDは基本的にBIOSで  サポートされます。   ASPI対応各周辺機器用ドライバおよびユーティリティがドライブ名やベンダー  名で機種判別している場合は、正常に動作する保証は有りません。   Tertiary,Quaternaryポートは、専用ボードが必要です。従って、基本的PCシス  テムにおいては、3、4番目のIDEポートは使用できません。   現在では、SecondaryポートはEnhancedIDEの各PCシステムでは、標準  サポートになっているようです。BIOSの影響を少なくするため出来るだけ、初期  設定状態で使用してください。オプションを指定しない時は以下の設定になっていま  す。 ・割り込みは使用しません。(従って、BIOSの割り込みの影響は受けませ  ん) ・I/Oポートのウエイト時間は取りません。最高速度でRead/Writeします。 ・AutoRequestSense(CheckCondition時、自動でRequestSenseを発行します) ・ATAPIデバイスごとに組込み時にデバイスリセットをかけます。 ・DMA転送はサポートしていません。 ・特に指定が、なければPrimary=1F0,Secondary=170を使用します。   ATAPIMGR.SYSを組み込んだ状態で、Windows95をインストールした時は、ファイル  システムが、MS-DOS互換モードになってしまいます。これはWindows95を起動した時に  「ATAPIMGR.SYSは、...」というメッセージが表示されますから、その時は、  Windows95のディレクトリの中の「IOS.INI」ファイルに以下の1行を追加してくださ  い。 ATAPIMGR.SYS ; MKE ATAPI Manager -----------------------------end of document---------------------------------  疑問点,Bugの報告等は,以下のメールアドレスで受け付けますが、諸事情により 対応が遅くなった場合は、御容赦ください。電子メールを頻繁にみる順序は以下の通り Internet: yamashita@ddp.mke.mei.co.jp Internet: ddp-qa@ddp.mke.mei.co.jp ***注意書き***  PC DOS, PC/AT,PS/2,PS/55はIBM Corp.の登録商標,  MS-DOSは米国マイクロソフト社の登録商標です. SCSI郎は、マイクロスタッフ社の製品です。 ATAPI Manager for PC-AT Otameshi-3 document 1996. 6. 5 ATAPI Manager for PC-AT Otameshi-4 document 1996. 6.10 ATAPI Manager for PC-AT Otameshi-7 document 1996. 7.30 ATAPI Manager for PC-AT Otameshi-8 document 1996.10. 1 ATAPI Manager for PC-AT Version 0.90 document 1996.11. 8 ATAPI Manager for PC-AT Version 1.03 document 1997. 2.17